※冒頭から長くなるので、性能やレビューを見たい方は飛ばし飛ばし見てくださいませ!
皆様こんにちは。土屋きゅうりです。
ベイトシーバサーの皆様、頭を悩ませる時期がやってきましたね。
そう、ライトバーサタイルなベイトタックルの最適解に頭を悩ませる時期が、、、、
竿はいいのよ、CRAWLAシリーズ、LOWERシリーズ、はたまたinteシリーズがあるから。
リールですよリール。
いつも思っていた「なぜ32mmBOOST機がないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベイトフィネス機は好きじゃない。32mm径であってもバーサタイルにしてはスプールが軽すぎるから過回転すぎて本当に軽いルアーしか投げづらい。
固定マグ機も好きじゃない。シンプルに飛ばない。
SV機はトラブルレスだけど飛距離が物足りない。
遠心機はやっぱり若干風に弱い。
色んなリールを触ってきた人ほどこの悩みにぶち当たると思う。
SVBOOSTorMAG-ZBOOSTか4×8の32mm径DCかIM(インテリジェントマグフォース)か。
4×8DCはかつて小口径機では出たことがないからまずなさそう、IMも出たばかりだし、、とおもった2023晩秋。
32mm径SVBOOSTきたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!しかも24スティーズ!!!!
という訳でこの感動に乗せて、DAIWA新製品
「24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL」の開封、実投レビューをしていきます!!
先に言っておきます。これは買いです。(早い笑)
関連記事↓
こちらもお時間あるタイミングで是非ご参照くださいませ♪
24STEEZ SV TW 100XHL開封レビュー
24STEEZ SV TW 100XHL 基本スペック・外観
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1024x753.png)
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-2-1024x592.png)
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基本スペック
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1-1024x472.png)
まずカッコ良すぎです。
ガンメタ鏡面でIMZを彷彿とさせるカラーリング。
ボディはスティーズ系統のパーミングが超絶しやすい平べったさとジリオン系統の丸みが手にハマる感じを織り交ぜたような極上のボディ。Mg製で強度も申し分ない。
Fishmanロッドは特にリールが小さすぎると映えないと僕は思っているので後にロッドと合わせますがボディが小さすぎないのがまたいい。
メカニカルは本当になくなっていました!
今まではピニオンシャフトをメカニカルキャップで押すことで物理的なブレーキをかけていました。
メカニカルブレーキも結構有用でしたがまぁダイアルオンリーのほうが楽だしいいかって感じです。
ただドブ漬けでリール洗浄した際に水はけは悪くなりそうな気がします。これは長期使用で見える部分ですね!
そしてオイルキャップが21アンタレスを彷彿とさせる専用器具式、、、、まああんまり外さなそうだしいいんですけど。。。
ハンドルノブは2BB仕様!換装の必要がないのはありがたいです。
あとは専用ケース付きです♪
24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL TWSについて
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-3-1024x470.png)
左が24STEEZ 右がAⅡ
今回新しく搭載された上方向に幅広くなったTWS。
このTWSが生きてくるのはフロロのロングリーダーを組んだ際に初速でスプールから溢れるフロロラインが干渉しづらくなる場面かなと感じましたが、コンセプト的に細めリーダーで使用することと今回の試投ではロングリーダーを組まなかったためそこまで恩恵は感じませんでした。
24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL スプールスペック
さあ皆さん待ちに待ったスプールスペックです!
基本性能は32mm径SVBOOSTスプールです。
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-5.png)
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上が24スティーズ 下がAⅡスプール
AⅡと比べるとやや幅狭なスプールのようです。
とはいえナローが流行っているこの時代に敢えてナローでないスプール。
スペックオタクはここに萌えるんですよね。
ナロースプールは糸抜けの良さが光る特性ですが、どうしても糸の目減りが気になります。
そこでDAIWAさんはTWSを編み出しました。
TWSは放出ラインの角度を狭くできるため、幅広スプールでも糸抜けの良さを保つことができる訳です。
(ただしライトバーサタイルなこの機種は細めラインが主流になるはずなので恩恵が少ない)
そしてスプール重量。
スペックとコンセプト的には9gくらいかなぁと予想していましたが、、、
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約11g!!!!!!
軽すぎない!神!!!!!!
スプールは軽ければ軽いほど、軽量ルアーが投げやすくなり遠投性能が下がります。そして軽すぎると過回転が起こりやすく比較的重めのルアーを投げる際の安定性が落ちます。この点が僕がベイトフィネス機をシーバス専用で運用したくない理由なのですが、
11gは軽量ルアーも投げやすく、遠投性能も損なわない絶妙な重量。
ベイトシーバスのために生まれてきたのか、、、君は、、、、、、
絶妙すぎてDAIWAの開発者さんには狂ったベイトシーバサーがいるのではないかと考えてしまいます(笑)
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-10.png)
ちなみに詳しく後述しますが、シルバーウルフTWに搭載された34mm径超浅溝スプールにPEレジンシェラー1.2号を110M巻いたスプール重量と24スティーズに1.5号を150M巻いた差が1gしかないことがわかりました。
この結果を見てもバーサタイル性を保ちながらいかに軽量ルアーへ対応させるかという部分を重視していることがわかります。
ちなみに余談ですが個人的にルアー対応力への影響はスプール径>スプール重量と考えています。
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-24.png)
そして今回使用予定だった山豊テグス PEレジンシェラー 1.5号がぴったり巻けるちょうど良さ!!
24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL 実投レビュー
開封レビューが長すぎる!!!!!!笑笑
さて実投していきます♪
しっかりピーカクしてっと、
風は2〜3M程の微風横風。
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24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL 実投レビュー実投レビュー タックルについて
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-13-1024x742.png)
今回ライトバーサタイルということでフォーカスしているのは
・川、港湾バチパターン。
・(今回投げたルアーにおいてあんまり重視してないけど)アミ、ハクパターン
上記4パターンが全部できるタックルを考えています。
上記でいえることは混合する可能性がある、軽量ルアーが選択肢に入ってくる、細長くて軽く投げづらいルアーがはいってくることです。
この場合軽量ルアーも投げやすく、細かい操作性が高く、軽量に寄せながらも20g程度のルアーは遠投可能なタックルであることが必要です。
ロッド
ロッドは操作性が非常に高く、バチ抜けでも使用できるようなしなやかさを併せ持つ「Fishman Beams CRAWLA8.3L+」をセレクトしました。
ただ巻きだけであればLOWERシリーズ、操作性ならRIPLOUT7.8MLでもいいのですが、
特にハクパターンでは小型シンペン等を表層トゥイッチでドッグウォークさせて使うパターンを多用します。この小型シンペンを細かく操作する部分において一番適正があるのがCRAWLAシリーズであり、自分が使用する環境で一番汎用性が高いのが8.3L+なのです。
ライン
ラインは敢えて山豊テグス PEレジンシェラー1.5号です。
「バチハクで1.5号太くね!?」
皆様そう思うでしょう。これがこのラインを使用するミソなのですが、
まず前提としてコシの強い4本編みラインのほうがベイトリールへの適正があります。これはラインコーティングが剥がれ始めた状態だと顕著にでてきます。
そして4本編みラインは8本編みに比べて実際の太さが細い傾向にあります。(メーカー・種類で一概には言えないため)
バチ抜けで号数を下げる理由は強度を下げたいためではなく、ラインを細くしたほうが波動の小さいルアーの邪魔をしないかつ軽いルアーを投げやすくするためですよね?
たくさんのラインと比較したわけではありませんが、数種類のPEラインと比較した結果4本編みラインの中でもこのPEラインが細いことがわかりました。
ちょっと長くなるので4本編みについてはここまでとしますが、細い・号数を上げて強度を増せる・コシがありキャスト時の糸浮きが減ることでブレーキを弱くできる。
はい、一択ですね!(ちなみに現時点では山豊テグスさんと契約等していません!ステマではありませんのでご安心を!)
4本編みが釣果に影響するという説もあるみたいですが、個人的にその点は感じたことがないです。ただし、多少糸鳴りはするのでこれがどうしても無理な方はX8でも問題ありません。
リーダーはやや強めで16lbフロロラインを1.5ヒロ程度とりました!
スナップ
小型ルアーやバチ抜けルアーと相性のいい小さめな「DAIWA 強軸スナップ ワイド SSS」を選択しています。
24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL 実投レビュー 参考飛距離について
今回実投していくにあたって、参考飛距離を測りました!
計測方法は簡単で早い「糸ふけを取ったハンドル巻き回数」です。
ただし、ハンドル一回転の糸巻き量はキャスト前とルアー着水後では差が出てしまうためMAX巻いた状態と60M糸を抜いた状態の糸巻き長を実際にメジャーで測り、その平均値を使用しました。
MAX 83cm・60Mmini 74cm 83cm+74cm=157 157÷2 =78.5cm
計算しづらいので一巻き80cmとします(笑)
あくまで参考値なので予めご理解くださいませ。
24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL 川バチ部門実投
ピックアップ ノガレ120F 6.5g
さてもういきなり本丸。
ノガレ120Fの快適さがこのタックル組みの真の目的とも言えます。
果敢にも初投げリールでノガレを投げるという鬼畜思考で逝ってきます、、、!(1.5号の安心感、、!)
ブレーキは8 44巻き、35M。
充分っしょ!!!!!!!!!!!!!
もちろんもうちょっと風があれば全然記録は変わるでしょうが、ノガレは微風の時しか使わない予定なのでこの記録は御の字です。
ただしこの手のルアーは少しの抵抗にも影響されて飛行姿勢がブレるため、ブレーキを過剰にかけなければならないのでやはり後半が伸びづらい。
ダイワ ヒソカ120F-SSR 10g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-16.png)
リップは削らないノンチューン版でいきます。
ブレーキは7、52巻き、41M!
うーん、充分でしょう!
やや風がある日やノガレではやや届かない先へのアプローチで使うのでこの飛距離があれば充分対応が可能です。
DUO マニック95 8g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-17.png)
重量はさほど変わらないですが、シンキングなのでボディの半分は水中に入っている状態で引き波を出します。
フローティング系では反応し切らないシーバスへのアプローチをする時に使用します。ちなみに飛行姿勢やばいので飛距離もすげー飛びます笑
※ここから32mmSVBOOSTが猛威を振います。
ブレーキ3(いきなり!?) 75巻き、、、は?
しっかり糸ふけも取ってこれ。約60M。
しかもだいたいブレなくこんな感じ。8gやで?マニックさんと24スティーズさんコンビやばくね?
DUO マニック135 21g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-18-1024x440.png)
次は飛んで135。
32mmスプールの鬼門はこの辺、過回転で高ギレがやや不安なラインです。
ブレーキは3 ぶぅぅぅぅーーん!!!83巻き 66M。
若干スプールが鳴ってしまうものの、過回転の不安は一切なし。
ただし、95に対して飛距離上昇の振り幅が少ないのは飛びやすいルアーでこのgになってくるとCRAWLA8.3L+に対して若干重たいという部分と32mm径の最大飛距離の伸びづらさが関係します。
これはリプラウト90M+にアンタレスDCMDとかエクスセンスDCとかに軍配があがるので仕方のないところです。何回か投げてもこれくらいの飛距離になりました。
さて、川バチ部門はもういいでしょう!つづいてハク部門。
24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL ハク部門実投
LEGARE シュリペン55 5g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-19.png)
ハクパターンにて表層トゥイッチで爆裂するこのルアー。
5gは34mm径でもいけるラインですが果たして!
ブレーキ4 55巻き、、、おおおおおお44M!
やはりマニックの時も思いましたが、軽量でも飛行姿勢の良いルアーの飛距離がすごい!
32mm径 SVBOOSTの底がしれないぜ、、、
レスポンスも申し分なし!バックハンドのアンダーキャストとか近距離ピンキャストもズバズバ決まるレベル。
ピックアップ ワスプスラローム50S 6g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-20.png)
同じ系統の使い方ですが、表層トゥイッチで水面と水面直下をいききさせながら表層パニックさせて使います。こちらの方が頭下がりで水中に入りやすいので、アクションバリエーションとして入れています。
ブレーキ4 53巻き 42M!
充分すぎる!!!笑
この辺はもうええか、、、
ダイワ ガルバスリム80S 10g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-21.png)
続いて春のドリフト番長ガルバスリム80S。
ブレーキは4 70巻き、、、、56M。
やっぱこの辺の安定飛距離やばいわ、これで糸浮かないですからね。
エバーグリーン アイアンマービー55 13.5g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-22.png)
続いてデイのハクパターンやナイトのアミパターンで活躍してくるこちら。
まぁやばそうなのはわかっているが、、、
ブレーキは3 75巻き、60M。
ありがとうございます!助かります!!!!!!!!!!!(?)
さてもうハク部門はいいでしょう笑(早い)
続いて港湾バチ(ハクもいける)部門。
24STEEZ(スティーズ) SV TW 100XHL 港湾バチ(ハクでも流用可)部門実投
エバーグリーン コルセア50 3.3g
![](https://kyurifishingblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-23.png)
さぁここも鬼門でしょう!CRAWLA8.3L+に対してもやや軽いし、32mm径とはいえここはもうベイトフィネスの領域!果たして。
ブレーキ6 36巻き、28M
まぁこんなもんじゃない?やはりここは投げられるけどレスポンス足りない感じ。
ショートキャストやアンダーキャストはもちろんやや決まらない。
でもまぁコルセア50だったらこんなもんじゃない??笑(2回目)
3g以下がメインになるなら正直にベイトフィネスいきましょうって感じですね!
アイマ アルデンテ70S 4g
続いてアルデンテ70S(なんとなく好きなルアーの傾向わかってきたでしょ笑)
ブレーキ5 43巻き、34.4M
面白いのが3gはキツくても4gはいけるんですよ。ショート、アンダーバックハンドでもしっかりレスポンスが足りている。
4gからだなこれは。
今までの使用感からアミパターンはいけそうなので割愛致します。
試投終了・まとめ
ひとり試投会を終えて改めて考えると、
今後のスタンダードが変わってしまう感覚があります!ライト寄りなバーサタイルで大好きなCRAWLA8.3L+に合わせたいリールのドンピシャが来てしまった気がします。
バーサタイルのスティーズAⅡや細糸縛りなシルバーウルフTWでさえ正直脅かす存在だなと感じてしまいました。
春のライトバーサタイルだったり、イナッコが大きくなりきらない初夏のやや小さめなトップゲームだったり、チニングだったり、秋のサッパパターンにフォーカスするタイミングなど出番を考えると数しれません。
ただし!!!!!最適にするならば!の話です。
AⅡやシルバーウルフTW、ジリオンSV TWでも十分運用可能です。
後はあなたのライトバーサタイルへの熱意次第、、、、!という訳でかなり長くなってしまいましたが、今回はこれにて終了とさせて頂きます!
皆様のベイトシーバスライフの参考になれば幸いです!長文をお読み頂き、ありがとうございました!
それでは!
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