皆様こんにちわ。土屋きゅうりです。
突然ですが、皆様はベイトタックルでのシーバスゲームに興味はありますか??

近年各社からソルト専用のベイトロッドが多数発売され、ベイトリール自体もPEラインの使用も考慮されたリールが毎年発表されるような時代になりました。
私自身、通年ベイトタックルオンリーでシーバスを追いかけるいわゆるベイトシーバサーなるものです。
というのも私は現在32歳。ゴリゴリのミラクルジム(村田基さん)、グランダー武蔵世代でございまして、ミラクルジムの真似をしながらベイトタックルは小学生の頃から投げていました。
今回は自称ベテランベイトキャスター!!(笑)の私がベイトリールの選び方とおすすめベイトリールをご紹介致します!
これからベイトシーバスに挑戦したいと思っている方
ベイトリールを新調したいけどなににするか迷っている方
是非一読ください!
※本記事はベイトリールの基本的な選び方を含む記事となっています。おすすめ機種情報だけ確認したい方は目次の「ベイトシーバスおすすめリール8選」のセクションへ飛んで頂ければスムーズに情報チェックして頂けます!
筆者情報↓
春のバチ・ハク準備を始めている方がいらっしゃいましたら下記記事も是非ご参考にしてくださいませ!
参考記事↓
ベイトタックルのすすめ

近年注目を集めているソルトベイトキャスティングゲームですが、
とてもおすすめです!
この後メリットやデメリットについても記載していきますが、
投げることが楽しい!!
かっこいい!!
これに尽きます。
スピニングとは投げ方が異なるため、慣れるまでは大変かもしれませんが是非マスターして頂きたいです!
ベイトシーバスのメリット・デメリット
メリット
ブレーキを掛けやすい

ベイトリールの操作は基本親指がスプールの上にきます。
ですので、親指を数cm動かすだけで糸の放出を止めたり、緩めることができます。
キャスティングをした際に「狙ったポイントを超えてしまいそう!」「ルアーが橋脚にぶつかりそう!」なんて時に親指でサミング調整すれば任意の場所にルアーを落とすことができます。
このサミングの自由度はピンキャストのしやすさにも繋がります!
ルアーの飛行姿勢が安定する・エビりにくい
デイゲームで鉄板バイブを遠投した時、ルアーがエビってしまって回収が大変・・・なんてことはシーバサーであれば一度は経験したことがあるはず。
ベイトタックルは特性上、常にブレーキがかかっているので空中でルアーが回転しにくかったり、飛行姿勢が安定します。
そのため、空気抵抗の大きいルアーが投げやすく、キャスト後のエビりが少なくなります。
ビックベイトゲームにベイトタックルを使うのもこの理由が大きいです。
感度が良い
ベイトタックルは直接リールに糸の振動が伝わります。そのため非常に感度が高いです。
これは使うとすぐにわかるレベルで違います。
この特性から流れの変化などの水中情報を敏感に拾うことができます。
巻き取りパワーが強い
ベイトリールは構造上、巻き取り力が分散しにくいので非常にパワーのある巻き取りが可能です。
デメリット
ライントラブルなど扱いが難しく慣れるまでが大変

ベイトリールに付き物なのが、ライントラブル(主にバックラッシュ)です。
バックラッシュとは糸の放出よりスプールの回転が上回った場合に発生するライントラブルです。
着水時にサミングし忘れたり後ろの木や草に引っ掛けて大バックラッシュ!!なんてことも最初のうちは起こります。
ベイトリールに慣れてくると違和感を感じたら頭で考えるよりも先に親指がブレーキするなんてこともできるようになってきます笑。ですが、
熟練者でも軽微なバックラッシュはいっぱいします。
このバックラッシュとは切っても切れない縁になりますので予め覚悟が必要です。
シーバス向きなベイトリールの選び方

ベイトリールは自分のやりたい釣りにフォーカスしたリールを選択することが必要になってきます。
では自分のやりたいことに合ったリールの選び方とは?の部分について解説致します。
ボディ剛性
どのリールもボディ素材として、
・樹脂素材ボディ(カーボン樹脂系も樹脂素材とします)
・マグネシウムボディ
・アルミボディ
ほぼ上記の素材にあてはまると思います。
今の樹脂素材は非常に強いので樹脂だからダメってわけでもないのですが、
シーバスをやっていると不意なランカーの可能性やビックベイトを使用する機会もありますので、金属ボディのモデルをおすすめします。
スプール径・スプール重量

ベイトリールで使いたいルアー重量への適応力の一番の目安になるのがスプール径・スプール重量です!
写真のスプールは左が22アルデバランBFS(29mm径)右が18アンタレスDCMD(38mm径)のスプールになります。
スプール径の考え方ですが、
スプール径が小さい=軽いルアーを投げやすくなる
スプール径が大きい=遠投しやすくなる
となります。

自転車で例えるとタイヤ径が大きい方が速くてペダルが重い、タイヤ径が小さいほうがスピードは出ないけど軽い力で漕げますよね。それと原理は一緒です。
径が大きいほうが一回転の放出する糸が多いので遠投できるけど、一回転に使うエネルギーが大きいため軽いルアーは飛ばない。
径が小さいほうはその逆となります。
スプール径の基準は34mmがちょうど真ん中で、一番汎用的なスプール径とされています。
続けてスプール重量ですが、
スプールが軽い=軽いルアーを投げやすい
スプールが重い=遠投がしやすい
です。
重ければ重いほど回り始めるエネルギーは大きいけれど一度回り始めれば慣性が働き長く回る。
軽ければ軽いほど回り始めるエネルギーが少ないので軽いルアーも飛ばしやすいけど、慣性力が低いので遠投には向かない。
となります。
基準は13g前後が基準と考えて頂くといいかと思います。
糸巻き量、ギア比、最大巻上長
自分のフィールドや使い方に合わせるという点では非常に重要な項目になります。
糸巻き量
2号PEをサーフで使いたいのに、2号PEは80Mしか巻けないリールだったら本末転倒ですよね。
またPEラインは軽いラインなのでそこまで大きな重量差は生まれませんが、より軽いルアーを投げたい場合はスプール重量が軽く、糸巻き量の少ないリールを選択することで軽量ルアーへの対応幅を広げたりすることもできます。
適切な糸巻き量のリールを選択しましょう!
ギア比、最大巻上長
リールによってスプール径が違い、ギア比が一緒でも最大巻上長が違ったりするのでギア比でみるより最大巻上長(ハンドル一回転の最大巻上量)で見てもらうといいと思います。
シーバスで使用するならXH(エクストラハイギア)のモデルがおすすめです。
おすすめラインについて
おすすめラインについては別記事にしましたので是非ご参照ください!

ベイトシーバスおすすめリール8選
大変おまたせしました!
選び方でずいぶん長くなりました・・・・(笑)
ただおすすめを記載するだけでなく、今後皆様で色んなリールを見て触ってもらい最高の相棒を選ぶ考え方を共有したかった次第です。
ここからは私が選ぶおすすめベイトリール8選になります!
フィールドや使い方に合わせた観点で紹介しますので是非参考にして頂ければと思います。
※ダイワ・シマノリールからの選考になります。
サーフや大場所で重量級ルアーを使い最大飛距離を出す釣りに使いたい
サーフや大場所で飛距離を優先する場合はスプール径が大きく、スプール重量が重めなモデルを選択します。ビックベイトへの運用もできるのでヘビーバーサタイルなモデルと言えます。
長めでバットパワーがしっかりあるロッドと合わせて使って頂くと重たいスプールをしっかり回せるので飛距離を伸ばしやすいと思います♪
【シマノ】18アンタレス DC MD


fish.shimano.comさんから引用
重量級ルアーを遠投するという観点であれば発売から4年経った今でも無類の人気を誇るモデルです。
DCブレーキの安定した飛距離とトラブルレス性能でヘビーバーサタイルでは他の追髄を許しません。
糸巻き量も2号PEが約200Mほど巻けるので糸巻き量も十分です!
スプール径が38mm重量が約17gとスペックもかなり飛距離特化となっています。
2023年にフルモデルチェンジしますので、新型にも期待大です♪
参考動画
道具の神様Kのフィッシングちゃんねるさん引用
【シマノ】22エクスセンス DC

fish.shimano.comさんから引用
シーバスブランド『エクスセンス』専用チューンが施された21アンタレスベースのリールです。
基本スペックは21アンタレスDCとほぼ一緒ですが、
22エクスセンス用に設定された「4x8DC EXSENCE TUNE」が搭載されていて、21アンタレスDCより少し弱めなブレーキ設定でより飛距離特化なブレーキシステムとなっています。
ナイトゲームで嬉しいドラグサウンドも標準搭載されています♪
参考動画
Kのフィッシングちゃんねるさん引用
ハク・バチなど最軽量で4~5gまでのルアーを快適に投げたい
ハク・バチパターンの場合は軽量ルアーへの対応力を意識してスプール径が小さめでスプール重量の軽いモデルを選択します。
とはいえ!!
ハクパターンやバチパターンでも20g程度のルアーを使用するケースも出てきますよね。
そうなるとベイトフィネスリールではスプール径が小さすぎたり、スプールが軽すぎて初速で過回転して高切れしやすかったり、十分なラインキャパを巻けなかったりとなにかと使いづらかったりします。
アミ、港湾バチ・ハクパターンで使うような4g程度のルアーもいけちゃうけど、快適にシーバスゲームをやれるリールを紹介していきます!
【ダイワ】アルファス SV TW 800S

daiwa.comさんから引用
2021年に発売されたアルファスSVTWのシャロースプール標準装備のモデルです。
スプール径は32mm、スプール重量は約13gという絶妙なセッティング。
PEライン前提であれば4g程度のルアーまで、もはや快適というレベルで投げれるし、20g程度のルアーもしっかりキャストできる対応力の化け物です(笑)
トラブルレスで定評のSVスプールですので、ライントラブルをしにくいのも〇。
比較的安価ですし、春のライトバーサタイルな釣りに持ってこいの一台です!
参考動画
Kのフィッシングちゃんねるさん引用
【ダイワ】シルバーウルフ SV TW PE SPECIAL

daiwa.comさんから引用
2022年に発売された21ジリオンSVベースのチニングチューンモデルです。
21ジリオンから搭載されたSV BOOSTスプールの超浅溝ナロー化されたPE専用チューンが施されています。
34mm径で約11gの軽量スプールで32mm径よりも遠投性能が高く、34mm径のスプールでありながら、このリールも4g程度までカバーできてしまいます。
SV BOOSTスプールなのでトラブルレスながら安定した飛距離も〇。
細糸前提という尖ったセッティングなので、ロングリーダーセッティングなどで高切れをカバーすると使いやすいですよ♪
参考動画
LureNews.TVさん引用
飛距離を取りながらそこそこ軽いルアーまで幅広く使いたい
ベイトリールの中で基準とされるスプール径が34mmのリール帯になります。
シーバスゲームで一番使用頻度の高い7~30gくらいのルアーが使いやすいモデルになります。
【ダイワ】20ジリオンSV TW

daiwa.comさんから引用
ダイワの老舗シリーズであるジリオンの2021モデルです。
剛性、トラブルレス性能、ルアー対応力、飛距離、どれをとってもシーバスにドンピシャなリールです!
スプール径は34mm、スプール重量は約14gでちょうど中間にあたる設定です。
ブレーキシステムはエアブレーキというダイワのマグネットブレーキで、SVBOOSTというスプールシステムが採用されています。既存のSVスプールで課題だった飛距離面を考慮し、ブレーキを二段階化することで後半に糸抜けの良さを実現したブレーキシステムです。
参考動画
Kのフィッシングちゃんねるさん引用
【ダイワ】22ジリオン TW HD

daiwa.comさんから引用
2022ダイワ新製品です!
22ジリオンHDはヘビー寄りの味付けのリールです。
スプール径は34mm、スプール重量は約15gと重めの設定になっています。
「MAG-Z BOOSTスプール」搭載機でSVBOOSTよりも飛距離に特化した2段階式マグネットブレーキシステムになります。
通常の34mm径リールより飛距離は出したい、でも比較的軽めなルアーも気持ちよく投げたい!というこれまた我儘ユーザーの要望を満たしてくれるリールとなります!
参考動画
Kのフィッシングちゃんねるさん引用
とにかくコスパの良い機種!
上記で紹介した機種はほぼミドル級以上の値段が高い機種。
良いものを揃えた方がいいことはわかるけども、安めの機種で気軽に始めたい!
そんな方におすすめの2機種を紹介します♪
22タトゥーラTW 80

daiwa.comさんから引用
2022年に発売された比較的安価な「タトゥーラシリーズ」の機種。
実売価格は1万円代ながらもアルミボディでかっちりしていて、「MAGFORCE-Zスプール」なので飛距離も期待できる上に32mm径なので軽量ルアーへも対応できる安価オールラウンダーです!
スプール重量は32mmながら15gと少し重めではありますが、逆に32mm径でスプールが軽すぎるとレスポンスが良すぎるため、重めのルアーを使用した時に初速でスプールが加速しすぎて高切れが起きやすいというデメリットが発生します。そのためタトゥーラ80のスプールは重めのルアーも使いやすく、汎用性が高いシーバス向きなスプールといえます♪
参考動画
Kのフィッシングちゃんねるさん引用
20タトゥーラSV TW

daiwa.comさんから引用
2020年に発売された比較的安価な「タトゥーラシリーズ」の機種。
実売価格は1万円代ながらもアルミボディでかっちりしていて、SVスプール搭載機種なので安定したトラブルレス性能でベイトリールに慣れていない方でも使いやすいセッティングになっています♪
32mm径スプールなので比較的軽量ルアーへも対応できます。
参考動画
Kのフィッシングちゃんねるさん引用
21ジリオンベース機はスプール換装も可能!
今回の8選はなんと21ジリオンベースのリールが3機種もラインナップしています。
ということは、
スプール換装が可能です!!!
1000番スプール対応機種であればジリオンの本体だけでなく、スティーズ本体でもスプール換装が可能です。
本体を買い替えなくてもスプール特性を変えられるのもダイワ機の魅力ですね!
なによりお財布に優しい。。。。。。。。
MAG-Z BOOST 1000 スプール G1(22ジリオンHD搭載)

15gほどのスプール重量で、糸巻き量も十分確保できるため、7~30g程度のルアーがメインであればこのスプールがおすすめです。
MAG-Z BOOSTスプールのため、高い遠投性能も〇。
SV BOOST 1000S G1(22スティーズリミテッドSVTW1000S搭載)

最大糸巻量の少ないSV BOOSTスプールです。
スプール自体が11gと汎用機のスプールにしては軽量であるのと、
浅溝で無駄な下巻きをなくせるため、スプールが軽くなり、軽量ルアーへの対応力を高めることができます。
RCSB SV BOOST PE 1000 スプール G1(シルバーウルフ SV TW PE SPECIAL)

1000Sスプールよりも更に浅溝化された細糸特化型SV BOOSTスプール。
なんと0.8号PEが150Mという超浅溝スプール。
糸巻き量と号数を極限まで減らすことで34mm径スプールでは通常使いづらい3~4g程度のルアーまで対応できる化け物スプールです(笑)
細糸運用になるので当然ですが重ためのルアーを使用した際、高切れのリスクは上がりますのでロングリーダー運用等でカバーしましょう♪
土屋きゅうりが1台選ぶなら・・・・・
おすすめリールを書いていきましたが、もし私が紹介した中で1台選ぶならズバリ・・・・・・・・
22ジリオン TW HDです!!
飛距離・対応力・ボディ剛性すべてをバランスよく備えている+スプール互換で軽量ルアーにも対応できる我儘なシーバス需要を満たしてくれる一台です!
カスタムスプールRCSB SV BOOST PE 1000 スプール G1と純正スプールを使い分けるのが対応幅を極限まで広げたセッティングなんじゃないかなあと思います♪
まとめ
いかがだったでしょうか。
選び方まで記載したため非常に長くなってしまいました。。。。
今回紹介しきれなかったリールもいっぱいありますが、シーバスで使う一番おすすめなところは紹介できたかと思います。
とはいえタックルとはバランスが重要で、ロッドとの組み合わせ次第で更に色々な使い方ができます。
今回の記事を参考にして頂いて、是非最高のベイトシーバスタックルを組み上げてみてください。
そしてTwitterでもなんでもいいので組み上げたタックルの感想を教えて頂けたら幸いです!
お待ちしています!
それでは!
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コメント
Fine knowledge Kudos.